「なぜあの時、俺を打って叱ってくれなかったのか。
by イソップ(「イソップ物語」の作者)
最近興味があったニュースと言えば、神奈川県の「残虐ゲームを有害図書指定」という”事件”。
そして、渦中の神奈川県知事のブログに様々なコメントが寄せられ、結構Hotになっている模様。
松沢成文さんのブログに書いているが、どうも「勘違い」してるような気がして仕方ない。
たしかに今回有害図書に指定されたGTA3(グランド・セフト・オート3)は暴力に満ち溢れたゲームだと思う。
数年前にGTAの最初の頃のシリーズを友人から借りて遊んだのだが、とりあえず「人を殺す」ことの出来るゲーム。
「殺人」をゲーム化している。
ただ・・・こういうゲームが昔は無かったか?というと、そういうわけではない。
僕は20年前から「パソコン」というものをいじっていた。
当時はファミコンが発売され、劇的なブームを巻き起こしていたが、親が「ゲーム機はアカン。パソコンならいい」ということで、パソコンを買ってもらった。
その当時から残虐性の高いゲームは存在していた。
でもなぜ今になって「青少年の犯罪が増えたのはゲームやインターネットなどのデジタルメディアのせいだ」と言い切れるのか?
たしかに残虐性の高いゲームや、性的なコンテンツを誰でも閲覧することのできるインターネットはかなりの速度で普及している。
それに伴い、インターネットインフラを利用した脅迫や犯罪も増えてきている。
でも、それが「青少年の犯罪増加」の直接的な原因になるのだろうか?
申し訳ないが、僕は「時代の流れに即した子供に対する教育」が十分なされてないからのような気がする。
そして「保護者の幼児化」が進んでいるような気がする。
僕らが小中高生のとき、悪い事をした生徒は当然のように物理的制裁を受けていた。
でも今はどうか?先生が叩いただけで「体罰!」と親が騒ぎ立てる。
そして叩いた先生が「悪い」ということになる。
なぜ?って思う。
悪い事したら言葉で怒る。
でも言葉で分からなければ体に覚えさせるしかないじゃないか?
「悪い事をしてはいけない。悪い事をすると自分が痛い目をみる」という教育がなされてないような気がする。
次に「保護者の幼児化」。
なんでもかんでも学校のせいにする。
以前、嫁が娘の懇談会に出席したときの内容聞いたのだが、ある保護者がこんなことを言っていた。
「子供が寄り道をする。親が言っても聞かないので学校で徹底して欲しい」
何を考えてそんなこと言ってるのだろうか。
「子供が寄り道する」ということよりも「親が言った事を聞かない」ことに問題あるとは思わないのか?
「子供が~~~なのは学校の責任」そうやって責任転嫁をする保護者が増えてるのも問題。
あと、申し訳ないが・・・スポーツをすれば「青少年犯罪」が無くなると勘違いしてるような気がする。
僕も高校3年間はラグビーボールを追いかけていた。
でも、悪い事はした。
警察にも追いかけられた事ある。
たしかに、ラグビーを通じて「団結力」「助け合う心」「ひとつのことに熱中する気持ち」は学べた。
でも、ラグビーをやっていた人間でも罪は犯す。
中学時代、野球部の人間がイジメをしてたことも知ってる。
他校と試合したとき「先輩後輩」という立場を利用した「いじめ」を見たことも結構ある。
新しいインフラストラクチャによる知識の流入が起因する犯罪が増えてきているのは否定しない。
でも”それ以外の”犯罪が増加していることも否定しないでほしい。
都合悪くなると企業や個人のせいにする・・・それが行政のやりかたか?と思ってしまう。
もっと他にやることあるんちゃうかなって。
メディアを規制してもイタチゴッコだと思う。
そうではなくて入ってくる情報を吟味できるスキルを身につけさせる教育が必要なんだと。
小学校のうちから英語教えるのも大切かもしれない。
「団体生活で生きていく中で、やって良い事、悪い事」を考えさせる事がもっと必要。
「ゆとり教育」「偏差値教育」とかではなく「子供への接し方」を見直して欲しい。
足し算、引き算も大切。
でも、それよりも大切なのは「人を傷つけると痛いんだよ。家族を悲しませるんだよ。」という教育だと思う。
ラグビーを前面に押し出すなら、もっと考えて欲しい。
「One for All, All for One」を実践するのは構わない。
「行政は国民のために。国民は行政のために。」を実現させたいなら、もっと新しき流れに目を向けて欲しい。
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神奈川県知事・松沢成文のブログ(http://matsuzawa.cocolog-nifty.com/blog/)
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